一家四人がコロナに罹患しました

1月下旬、夫が新型コロナに罹り、その三日後に私と子供達が発症しました。幸い全員軽症で自宅療養期間を終えましたので、共有したく思います。


軽症であれば自宅療養、家族全員の罹患は免れない


夫が陽性となってからは軽症だったからか、保健所からは丸三日間、何の指示もありませんでした。自分達で濃厚接触と判断し、夫は別室に篭りきって一家全員で自宅待機しました。東京都の相談センターに電話したところ、保健所の指示があるまでは自宅で待機してくださいとの答えでした。検査を受けるよう指示されるまで丸三日かかりましたなぜそんなにかかったか聞いたところ、郊外から都内に来て発症して帰宅できなくなった方々が、ホテルに泊まれないため、路上で寝泊まりしていて、その方々や、より重篤な患者さんを優先して隔離施設や病院に案内するため、こちらに連絡が来るまでに時間を要したそうです。1月下旬でこの状態でした。

→別室で飲食・生活をしておりましたが、家族全員の罹患は免れません。家族に罹患者が出て、自宅療養となった場合、一家全員罹患することを前提に動いた方が良いです。

→ポカリスエット等の清涼飲料水、栄養ゼリー、市販の風邪薬や解熱剤、レトルト食材など、買い込んでおかなくともネットスーパーで注文できますが、備えていたに越したことはないです。実際に子供用の風邪薬とポカリは切らしていたので注文して、置き配にしていただきました。


検査に行く場合は大げさなくらい防寒対策を


濃厚接触者と判断された場合、保健所からはかかりつけ医を聞かれます。家族でかかっている病院をPCR検査のできる近所の小児科に統一しておくと動きやすいです。検査は病院側が満員で受けられないことも多く、私達は遠く離れた病院に案内されました。受付の時点から全てドアの外。外が暴風だろうと雨だろうと病院内に入ることはできません私と子供達三人は、暴風と寒さに凍えながら検査を行いました。30分間程度は外で過ごすことになるため、体調不良であれば尚更、大げさなくらい防寒して行った方が良いと思います。


パルスオキシメーターは購入


借りることもできますが、保健所となかなか連絡が取れない状態なので、ネットで購入した方が早いです。保健所からは朝と夕方の1日2回、体調と体温と酸素飽和度の値について報告するよう指示がありましたので、助かりました。酸素飽和度の回答は必須ではありませんが、万が一容態が悪化した時の目安にもなり、持っておいたに越したことはないです。


オンライン授業は集中できなくて当たり前


我々は全員軽症だったので、翌々日には熱も下がり、小学校のオンライン授業を受けることができました。一年生の息子は国語、算数、英会話は参加必須とし、他の教科は先生と相談しながら参加の有無を決めました。45分間の授業ですが、ずっと集中はできません。突っ伏したり、指遊びを始めたり、先生の説明を聞いてなかったり、付きっきりではないですが時折フォローしないと厳しいです。あと注意したい時はマイクオフを必ず確認することです笑。夫は別室で在宅勤務、年中と1歳の娘達をベッドルームであやしながら、リビングでオンライン授業を受けさせました。1歳の次女は何してるのーと画面を覗き込んだ時もあり、厳しかったです。集中できなくて当たり前だと思ってフォローすると良いと思います。


家族五人、外出できない二週間をどのように過ごしたか


・夫と息子はひたすらゲーム三昧

ポケモンレジェンズアルセウスを販売当日にダウンロードして購入。これにはかなり助けられました。説明が完全にひらがなにならないのと、一年生には難しい内容なのでフォローは必要ですが、何せ大人も楽しいポケモン。親子で楽しみながら一日中時間を潰すことは容易にできました。ゲームを進めるにあたり、会話内容などは全て音読させています。息子にとっては、学校も行かなくて良くて一日中ゲームのできるすごく楽しい二週間になったみたいです。夫もゲーム三昧でした。

・漢字検定の勉強

ちょうど自宅療養明けのタイミングで小学校で漢字検定の試験があったので、その試験勉強に充てました。まずは家に余っていた100均のワークを消化し、終わってからは男の子に人気なドラゴンドリルや、漢字検定の過去問を取り入れました。息子は何もやらせていないので試験の答案というものが初めて。やっておいて良かったと思います。漢字検定でなくても、家に溜まっているワークを1冊終わらせる、1日1冊もしくは1つ昔話を読む、5×5の100ます計算をやるなど、なんでも良いと思います。何か一つ目標を決めて、10日間かけてクリアしていこうと。より達成感があると思います。

・ベランダの活用

ベランダを掃除して、暖かい昼間にレジャーシートとミニテーブルを出して、娘達とそこでお昼を食べてみたり、お人形を出してピクニックごっこをしてみました。寒かったので思い切って毛布も出しました。ベランピングじゃないですが、気分転換になりました。あとはひたすらジャンプしたりして遊びました。といっても狭いので、縄跳びとかはできませんでした。

・レイアウトの変更

おもちゃを子供部屋からベッドルームに移動し、おもちゃの内容も変えて、気分転換して遊べるようにしました。

・ネットで遊び道具を購入

塗り絵やトレーシングペーパーを取り寄せてお絵描きをしたり、サマリーポケットで預けていたプラレールを取り寄せて遊ばせました。息子はドラゴンドリルにハマっているので、ドラゴンドリルを購入して進めました。お友達はトランポリンを買ったりしていました。

・お風呂で水遊び

プール代わりにして、ゴーグルやおもちゃ、お砂場セットを洗って持ち込んで遊ばせました。

・三食の献立は給食から

お昼と夕食は給食の献立を参考に、ネットスーパーで注文しました。三食の献立を考える必要がなくなって楽でした。また料理については子供達に手伝ってもらったりもしました。自分で配膳したり、自分で盛り付けたり、野菜を切ってみたり、卵をといてみたり、次女に食べさせてもらったり。なんでも失敗して良いので、いろいろやらせてみることで、嫌いなメニューでも身近に感じてもらったり、より親近感を持ってもらえました。考えるのも作るのも面倒な時は、カップ麺やレトルト食品も活用しました。ちなみに保健所からは4名分とあってたくさん届きました。

・日中に運動

息子はミニボールを使ってYouTubeの解説動画を見ながらサッカーのトレーニングをしたり、余ったペットボトルを使ってボーリングをしたり、手押し車競争をしたり、あとはベッドで飛び跳ねておりました。

・動画三昧

長女はNetflixで海外アニメばかり見ていました。特に授業中は静かにしていて欲しかったので、仕方ないかなと容認しました。

・抱っこに応える

長女はよく抱っこ!おんぶ!とせがんできました。できる限り中断して応えるようにしました。

・SNSで状況を友人と共有

友達とLINE等で状況を共有し合うだけでも、気持ちのリフレッシュができました。


良かったこともありました


・子供達だけで寝られるようになった

次女は罹患していなかったので、次女に移さないためにも夫は子供部屋、兄妹二人はリビングに隔離して寝るようにしました。次女はまだ卒乳できていないので、私だけ隣に寝ていたら、いつの間にか子供達だけで寝てくれるようになりました。

・野菜を食べるようになった

給食の献立のお陰で、いつもより野菜の量が増えて、より食べるようになりました。もちろん全残しのときもありました。でも、とにかく気にせず食卓に出し続けることが重要だと、改めて実感しました。

・自習しておいたことで、学校がより楽しくなった

登校再開後、授業で漢字検定向けのミニテストがあったそうです。日々自習していたお陰で、当たり前に満点近い点数を取り続けることができたのが、自信につながったようです。元々勉強は苦手。小さな「できた」を毎日積み重ねることができたのは本当に良かったです。このように書くと相当頑張ったように思われるかもしれませんが、毎日15分くらいしかやっておりません。

・サッカーの自主練効果がかなりあった

ミニボールを使って夫の指導のもとトレーニングを行ったことで、ボールの扱いがより上達したそうです。狭いリビングでもそれができたのは大きかったです。


自宅療養期間は保険が適用できる


こんな感じでなんとか乗り切りました。ちなみに自宅療養は入院扱いとなり、我が家の場合は保険が適用されました。濃厚接触者は適用対象外でした。申請するにあたり、保健所からの自宅療養証明書の発行が必要になるとのことで、現在申請しているところです。罹患して軽症な時は、ご自身の加入している保険内容を見直してみると良いかと思います。

1月末の23:59をもって、濃厚接触期間を含めて2週間の自宅療養期間を終えました。翌日、息子と一緒に登校するために外出できた時は、本当に外が眩くて、本当に嬉しかったです。ちなみに娘の登園ですが、ちょうど幼稚園でも罹患者が出てしまって臨時休園となっており、かれこれ4週間近く幼稚園に行かないことになります。また1年前に罹患した親族は、まだ一部味覚が戻っておりません。ですが日常生活に支障なく、もう慣れたと聞いています。いつ誰が罹っても当たり前になりました。罹ってもご自身を責めず、不安になり過ぎることなく、ありのままを受け入れて、今ある環境の中で最大限ゆったり楽しく過ごしていけたらと思います。