12話「どんな事にお金を使っているのかを分析する」

以前、「お子さんへお金を渡してみて、自分が喜ぶお金の使い方と自分以外の人が喜ぶお金の使い方をしてみて、その内容を家族で話し合ってみてください」と提案しました。うちの家族で、次のルールでやってみました。

長男(小学6年)へ3,000円、次男(小学3年)へ1,500円を渡す。
貯金する金額は1割以下にする。
3週間くらいで、何を買ったのかをレーシトで報告する。
自分以外の人が喜ぶ場合を「家族」に限定した。


次男からの報告


最初に、次男から報告がありました。

自分が喜ぶお金の使い道は、マンガの本740円。

家族の喜ぶお金の使い方は悩んでいたので、家内が多分相談にのったと思います。かまくらカスターのカスタード味2つと紅茶味2つで、594円。食品なので軽減税率8%でした。

合計 740+594=1,334円
1,500-1,334=166円 >150円

貯金する金額は1割以下のはずなので、ルール違反だよと次男に伝えました。本人は、うっかりミスとの事です。次回はルールを守るようにと話しました。


長男からの報告


長男の自分が喜ぶお金の使い道は、マンガの本1,110円とお菓子333円。

家族の喜ぶお金の使い方は、小生に猫のカレンダー110円。(すみません、小生猫好きです。)
次男にフィリックスガム13個で130円。(次男はガムが好き。)
家族にくりきんとん1,036円。

合計 1,110+333+110+130+1,036=2,719円
3,000-2,719=281円で1割以下。

自分が喜ぶお金の使い方はすぐに分りますが、家族の喜ぶお金の使い方は難しかった様です。家族が喜ぶお金の使い方は、家族がどんな事が好きなのかを日頃から気にしていないと何を買えば良いか悩みますね。


自分の為、自分以外の人の為


自分が喜ぶ為に使った金額と家族が喜ぶ為に使った金額の割合を見てみるのも面白いですね。概ね自分に使う金額が大きいです。

自分:家族

次男 740:594
長男 1,443:1,276

お金の使い方は、内向き(自分の為)と外向き(自分以外の人の為)の2つがあります。全部使うのでは無く、1割位は貯金をすると良い事も学べます。
是非、皆さんも家族でやってみると良いと思います。家族の共通の話題にもなります。


どんな事にお金を使っているのかを分析する


それでは、本題へ。

「どんな事にお金を使っているのかを分析する」です。
エクセルを使って、1年間どんな事に使っているかを集計してください。

月毎に、例えば以下の様に集計すると良いでしょう。

【令和4年 1月】

住居費(賃貸なら家賃代、住宅ローンの支払いなら住宅ローン代)

食費(外食代と食材代を分けるのも良いです)

水道光熱費(電気、ガス、水道代)

通信費(電話代、プロバイダー代、切手代)

日用品費(洗剤、トイレットペーパー生活雑貨)

被服費(服代、服のクリーニング代)

教育費(子供と両親の教育費(両親の教育費は、自己啓発等のセミナー代))

趣味娯楽費(ゲーム、音楽、趣味に関係する費用)

保険料(生命保険、火災保険)

その他費用(交通費、医療費、車両費)

貯蓄(投資)

おうちによって、金額の大きい費用が違うと思います。大きな金額は個別項目を使って、小さな金額はその他費用にまとめてください。

これを最低1年間やってみてください。そうすると何にお金を使っているのかを分析出来ます。本当は、税金と社会保険料も項目に入れると良いですが、天引きされているケースが多いので省略しました。手取金額から何に使ったかを集計するからです。上記以外の項目を追加するのも良いと思います。

次回は、「どんな事にお金を使えば良いか」です。

いつも最後まで、読んで頂き、ありがとうございます!!