17話「お金と仕事の関係 その5」

今回も引き続き、経営者向けに書いてみたいと思います。この内容も子供が20歳になった時に贈る手紙内容の一部です。

  • 契約書は、なるべくこちらで作成する事。契約内容をしっかり確認し押印する事。捨印は注意する。今は電子契約もあるので、押印から電子署名へ。

  • 組織は、全員が使える人間では無い。20人以上であれば、上位20%の出来る人間、普通の60%、あまり出来が良くない20%となりやすい。しかし、あまり出来が良くない20%も必要だと思う事も大切。

  • PDCAは大切。プラン、ドゥ、チェック、アクション。

  • 事業は、3回失敗しても立ち直る事が出来る様準備をする。結論は、お金を貯める事。
    普通預金の安心目安は、(固定費の3~6ヵ月分+月商×1.5)÷2の資金がある事。
    更に自己資本比率30%以上、経営安全率10%以上だと良い。
    お金以外は、人脈が大切である。一人でも多くの人から応援してもらえる様、日々心掛ける。ちゃんと普段から人助けをする事。

  • 他社に出来ない世の中に必要な事業をすると強い。献血しなくても血液が作れる事業とか(将来的には、出来ると思います)。

  • 夢のあるビジネスと現実のビジネスがある。ちなみに、税理士は現実のビジネスである。夢のあるビジネスの方がワクワク感があるだろう。例えば、映像関係や音楽関係の仕事。

  • どんなに一生懸命仕事をしても評価をしないお客様がいる事を受け入れる事。自分から断るのではなく、断られる方向で話をすすめると良い。

  • 従業員へ決算賞与等を支給しても一時的に喜ぶだけである。仕事の意義や苦しい中に楽しい発見があることも教えられると良い。やりたくない仕事を従業員からきく事も大切だ。

  • 従業員の中に人を育てる事が出来る人がいれば、ちゃんとした評価をする事。

  • 経営者は、情報をどう判断し、的確に使うかを素早く判断する練習をする。

  • 自分の特性は何かを考える。分からなければ、友人等にきく。自分の特性のプラスとマイナスを言えるか?

  • 師匠やメンターがいると良い。

  • 仕事には、きれいな仕事ときたない仕事がある。

  • 士族の仕事(税理士、公認会計士、弁護士等)は、社会的責任が重い。人(会社)の人生を見ます。ドロドロとした事が多いです。それを整理し、最善策を考えます。人間力が必要。

  • 利回りを経営に役立てる。年10%の利回りは、100万円を投資したら10年で回収出来る。仮に、税金が50%徴収される場合は、20年で回収出来る。回収期間をどの位にするかを考える。
    1,000万円を投資したら何年で回収できるか?事業計画で考える。

  • 仕事が出来る人には、仕事が集まる。何故か?その理由を研究する。

  • 経営者は、体調管理に注意をする。時には寝る勇気も必要である。自分の体は、自分で守る。

  • 目標は、達成出来るか出来ないかだ。その結果の理由を考えよ。

  • 儲かる話は、他人からは絶対に無いと思え。儲かる話は、経営者(自分)が考えよ!

  • 自信のある人(営業マン等)は、契約を焦らせない。早期購入特典も注意。契約を早めにお願いする人に対しては注意をする。商品やサービスに自信があり、売れていれば、急がせる必要なし。仮に、買えなかったら縁が無かったと思って、他の取引をする事。焦って契約をしない。ちゃんとこちらが調べ、契約をする。

  • 自分(会社)のブランド作りをする事。ブランディングが大切だ。

  • 経済が悪くても経済のせいにするな。政治のせいにするな。悪くなる予想をしたらそれに対応する自分を磨け。ある程度のお金、人脈、スキルを活用し、対応出来る様に精進する。

専門用語もありますが、敢えて説明はしておりません。理由は、子供に自分で調べさせ、勉強させる為です。本当は、家族の中で終わらせる予定でしたが、読者の皆様に、少しでも良いヒントとなればと思い、子供へ送る手紙の一部を記載しました。皆様も子供への手紙を書いてみるきっかけになればと思います。

いつも最後まで、読んで頂き、ありがとうございます!!