24話「お金と仕事の関係補足説明 その6」

今回も引き続き、経営者向けに書いた内容を補足説明したいと思います。

◆ 契約書はなるべくこちらで作成する事。契約内容をしっかり確認し押印する事。捨印は注意する。

契約書は、パワーゲームでもあります。自分に有利な契約書なのか、相手に有利な契約書なのかを判断する。取引金額が大きい場合は、必ず契約書を交わす事が重要です。

◆ 組織は、全員が使える人間では無い。20人以上であれば、上位20%の出来る人間、普通の60%、下位20%となりやすい。しかし、下位20%も必要だと思う事も大切です。

パレートの法則を勉強すると仕事に役立ちます。どこに力を入れれば、人は更に伸びるのか?
よくある間違いは、下位20%にお金と時間を投入する事です。上位20%と普通の60%へお金と時間を投入してください。下位20%は、最低限の底上げだけで良いです。優先順位をつけて人を育てる事が大切です。

◆ 事業は、3回失敗しても立ち直る事が出来る様準備をする。結論は、お金を貯める事。普通預金の安心目安は、(固定費の3~6ヵ月分+月商×1.5)÷2の資金がある事。更に自己資本比率30%以上、経営安全率10%以上だと良い。お金以外では人脈が大切である。一人でも多くの人が助けてくれる様、日々心掛ける。ちゃんと普段から人助けをする事。

新しいチャレンジは、失敗する事が普通です。チャレンジする為にはお金と人が必要です。利益を出し普通預金を増加させ、将来に備える。

◆ どんなに一生懸命仕事をしても評価をしないお客様がいる事を受け入れる事。

自分から断るのではなく、断られる方向で話をすすめると良い。なるべく敵を作らない事です。若い時は分からないかもしれませんが、「負けるが勝ち」という事もあります。お金に困っていれば、嫌々仕事を請け負う場合もありますが、お金があれば、嫌なお客様と付き合う必要はありません。上手く断るのがコツです。相場の3倍以上かかりますと言えば、仕事は依頼されないケースが多いです。相手に断って貰う様にする。

◆ 従業員へ決算賞与等を支給しても一時的に喜ぶだけである。仕事の意義や苦しい中に楽しい発見があることも教えると良い。やりたくない仕事をきく事も大切。 

◆ 従業員の中に人を育てる事が出来る人がいれば、ちゃんとした評価をする事。

人の評価は非常に難しいです。公平か?客観的か?給与に満足しているか?仕事に対して熱意があるか?色々あります。お金(給与)と仕事の意義が満足していれば最高です。

◆ 経営者は、情報をどう判断し的確に使えるかを素早く判断する練習をする。

情報は人、ネット、本、セミナー等から入ります。その情報を整理し、どう経営に使うのかを日々練習する。アンテナをちゃんとはっていれば、情報を的確に入手出来ます。メモも大切です。情報を仕入れ分析し、アイディアを考え経営に役立てる。

◆ 自分の特性は何かを考える。分からなければ、友人等に聴く。自分の特性のプラスとマイナスを言えますか?

◆ 師匠やメンターがいると良い。

自分の得意な能力を仕事に生かすと良いです。上司や部下からヒントがあります。師匠やメンターから教わるのも良いでしょう。部下の得意な能力は何かを理解する事も大切です。

◆ 仕事には、きれいな仕事ときたない仕事がある。

政治的な事もあります。全部がきれいな仕事ではありません。その時、どうするか?は、自分自身の信念にきいてみてください。

いつも最後まで、読んで頂き、ありがとうございます!!