63話「コロナから3年が経過、今後の経営について」

2020年2月に日本で初のコロナ患者死亡の報道がされました。

コロナ発生から約3年が経過しました。

約100年前にスペイン風邪がありました。概ねスペイン風邪と同じ流れになると個人的には思っています。酷い変異が無い限り、インフルエンザと同じで必要以上に怖がる必要が無いと思います。

国もコロナに関係する給付金(助成金)をやめる方向となっています。いままで国の給付金(助成金)を活用して経営を維持してきた方は今後注意です。

世界の状況も変わりました。ウクライナとロシアの戦争が発生し、インフレが各国で発生しました。

日本の金融に関しては、金融緩和と金利を上げない方針を継続、外国は金利を上げる方針なので、円安がかなり進みました。

事業経営を続けていると外部要因が色々と発生します。外部要因がどの様に経営に影響を受けるかを考える事が大切です。

例えば

円安になりワインの輸入代が高くなる飲食店であれば、どのタイミングでワイン代の値上げをするのかを考える。

インフレで原材料の高騰、お客様への売価をどのタイミングで値上げをするのかを考える。

コロナの影響で業種的に厳しい場合は、違う業種で経営をするかどうかを考える。

円安で外国人旅行者が増えるので、外国人に対しての商売を考える。

色々なケースを想定し、どの様な事業を行うのかを決める事が重要です。

変化に対応し、お客様のニーズがある事業を継続する。

ピンチがチャンスになる場合があります。考えを多方面かつ柔軟に、今いる立ち位置を確認しながらどうお客様へアプローチするのかを考える。

経済が悪い状態を想定する事も大切です。

以前のコラムにも書きましたが、会社にお金があれば、倒産しません。資金繰りが大切です。

コロナ融資で借りたものが、据え置き期間が完了し返済が開始されたものもあると思います。

資金(借入)計画をしっかりと立ててください。

経営が厳しい場合は、①資金繰り対策②経営改善を同時に行う。

資金繰り対策で一番の注意点は、借金がまた増加して債務超過になる場合や、債務超過状態で債務超過額が更に増加する場合です。

事業を継続してもなかなか好転しない場合です。

非常に決断するのは難しいですが、一旦その事業を撤退する勇気も必要です。

  • 現在の経営環境を客観的に見る。
  • 2~3年後の経営環境を予想する。
  • 不測の事態を考える。

例えば、日本は大地震が発生する可能性(原発事故も含む)が高いので、働く場所を自由に出来る様に段取りする。

外部環境と内部環境を研究し、変化に対応する。社会に貢献する事をこのタイミングで深く考える事も大切だと思います。

厳しい時代に突入しましたが、一人一人の力が合わされば、良い方向へ変化します。踏ん張り所や息抜きしながら変化を楽しめたらと思います。

それでは。良い一日を!!