30話「小学4年生の時に父から話す事について」

今回の内容は、非常に個人的な内容ですが読者の皆様に参考になればと思い書きました。ご両親の考え方によって意見が分かれる場合もありますが、一つの参考例として頂けると嬉しいです。

父:小学校で勉強している事で好きな事がある?得意な事は?苦手な事は?

自分の向いている能力の根源は、大体小学校の6年間で基礎が出来ると思います。スポーツが得意、絵が得意、音楽が得意、ダンスが得意、算数や国語が得意等です。好きな事が得意な事になる場合が多いです。小学校で色々な事をやる理由は、自分の向いている能力を見つける期間と伝えます。将来スポーツ選手になりたい人は、早くから自分のやりたい事を見つける場合が多いです。人から褒められた事が多い事も自分の向いている能力です。

小生は、絵を描く事や音楽が苦手でした。両方とも苦痛です(笑)。しかし、算数は好きでした。丁度、今の仕事に通じるので数字を見ていても苦痛に感じません。数字が色々な事を教えてくれます。それを分かり易く伝える事が一つの能力です。

子供へは、小学校の間に自分の向いている能力を見つけなさいと伝えます。自分の向いている能力を見つけたらそれを生かせる仕事を将来見つけなさいと話します。色々な事をチャレンジし、自分に合うかどうかどうかを経験すると良いよと話します。失敗を恐れずチャレンジする事、行動する事の大切さを伝えます。

父:自分に合う勉強方法を見つけなさい。勉強するかは自分で決めなさい。

勉強の方法の一例を教えます。しかし、人それぞれです。自分の合う勉強方法を見つけなさいと伝えます。頭の良い同級生等から勉強方法を教わる事も大切だとも伝えました。

脳は、覚える事、覚えない事を自動的に判断します。好きな事、例えば、ポケモンの名前は、自然と覚える事が出来きます。勉強のコツは、興味を持つ事です。好きな事は、自然と覚える。苦手な事は、何度も見たり書いたりして、覚える。

父からは勉強しなさいとは言いません、勉強するかしないかは、自分で決めなさいと伝えます。本当の勉強は、与えられた勉強では無く、自分の好奇心や探求心から学びたいと思う分野を勉強する事だよとも伝えます。ここは、伝わるかどうか難しいですが。

父:学歴は単なる道具。中学受験は無理にする必要はない。

行きたい学校があれば応援はするけど、無理して中学受験をする必要は無いと伝えます。学歴の良さは、単なる道具です。仕事が出来るとか事業に成功するとかの目安になりません。学歴を上手く生かせれば良いです(人脈とか)。学歴が一番では無いよ!!と伝えます。ただ、出来ないよりも出来る方が良い事も伝えます。

学生時代数学が好きでしたが、難しい数学の内容は、税理士の実務には必要ありません。小生が受験した時の税理士試験も実務的な問題が少なく、税理士試験に受かる為の勉強をしました。本来は、実務にも役立ち一定の能力があれば合格する試験にすれば良いのにと今でも思っています。

父:家業は、継ぐ必要はない

仮に税理士になって独立してもゼロから営業の大変さを経験し、実力のある税理士であり経営者となって欲しいです。

自分の向いている能力を生かせる仕事を見つける事が大切です。父と同じ職業をする必要は無いです。色々な経験をして自分の向いている仕事を見つける事も人生では大切だと思います。

話した内容の1~3割位伝われば良いと思っています。詳しい内容は、20歳の時に渡す手紙に書いています。大事なポイントをお子さんへ伝えるヒントやきっかけになれば嬉しいです。

いつも最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!