31話「コロナ禍の経営(仕事、生き方)について」

今回は、小生がコロナ禍で感じた経営(仕事、生き方)について書きたいと思います。丁度、この原稿を令和3年2月2日に書いております。東京都では非常事態宣言の期限延長が決まり、まだまだ油断出来ない状態です。

丁度、去年の3月に臨時のコラムを書きました。

会社は、「お金があれば、原則、潰れません」

その為には、借入をする、持続化給付金を申請する、助成金や補助金を活用するのも良いでしょう。特に借金をする場合は、借入後借金が雪だるまの様に増えない様に注意をしてください。返済の据置期間を長くして、金利の高い借入金を先に返済する事でバランスをとるのも良い方法です。26話の事業継続の判断や28話の借入後の事業注意点もご参考にしてください。


テレワークの良し悪し


コロナ禍で、テレワークが進んだ業種と進まない(進めない)業種で大きく分かれたと思います。IT関係で小生のクライアントでは、ほぼ90%テレワークで会社に出社しなくても仕事が出来る環境となっております。

外の環境が変化したらその事に対して素早く対応出来るかどうかが、非常に大切です。問題を先送りにしても解決になりません。人と直接お会いしなくてもZOOMで打合せをして契約を結ぶ。コロナ禍前には、考えられなかった事です。特に、お互いの移動時間の短縮は非常に良い点です。ZOOMでの打合せは、あまり無駄話しをせず、ポイントを絞って話すよう心掛けています。また、リアクションもいつもよりも大げさに反応しています。

税理士の仕事は、かなり地域密着型でした。コロナ禍でZOOMを活用すれば、遠隔地のお客様でも対応出来ます。コロナ禍で変化があり、有利な状況で仕事が出来れば、どんどん変化を受け入れて仕事をする。そんな事の気付きを与えてくれました。他の業種でも、工夫次第で業務の効率化が出来るかどうかのチャンスがあると思います。

でも、欠点もあります。コロナ禍で、なかなか外に出られない状態が続くと、やはり健康に影響します。小生も肩こりや腰痛が酷く、ストレッチ(運動)をしないといけないなぁと思っています。なかなか出来ない自分に、ダメだなぁと思いますが、読者の皆様は、どうですか?

パソコンの前にいる時間が長いので、目、首、肩、腰にかなり負担があります。良い経営(仕事)が出来る土台には、健康な体が必要です。体のメンテナンスをしながら良い経営(仕事)が出来る様頑張りたいものです。


経営は、悲観的に考え、楽観的に行動


今後のコロナについて、以前流行したスペイン風邪が参考になると思います。

感染力が高いコロナが発生、その次に致死率が高くなったコロナが発生し、集団免疫が出来る方向へ。このステップを経過しないと多分、コロナは収束しないと思います。勿論、素晴らしいワクチンが出来れば、別ですが。

経営は、「最悪の事を考え、それに対しての改善策を計画する」。過去の事も参考にし、「悲観的に考えながら、行動は楽観的に」が良いと思います。

コロナ禍では、突然のお別れがあるかもしれません、こんな時だからこそ自分自身(生き方)を見つめ直す機会かもしれません。

コロナ禍で、改善出来る点を経営上と仕事上で再確認してください。

この原稿がアップされた時には、重傷者の数が減少していることを祈っています。

それでは。良い一日を!!