休校措置への対応と主婦目線の確定申告

新型コロナウイルス対策による臨時休校措置の影響を直に受けております。
今回はその休校措置への対応と、初めて行った確定申告について、主婦目線でお伝えします。


子供が小さいうちは家事育児の委託に尽きる


休校措置により、息子の通う幼稚園も3/2(月)~4/6(月)までの5週間にわたる、夏休み並に長い春休みに突入しております。保育園や学童はやっているとはいえ学童は毎日お弁当持参、ディズニーをはじめとする遊園地や水族館や博物館やスポーツセンターなどの屋内施設は軒並み休館、習い事や塾もお休み、全ての子育て世代にとって家事育児の負担が急増する事態となり、各市区町村や各企業から毎日のように休校支援サービスが発表され続けています。

前回の記事でも紹介したキッズラインによる、3月いっぱいの最大26万4,000円の補助(非課税)や、家事代行初回3,000円割引クーポンはかなり使えるかと思います。家事育児を委託することでご自身への負荷を減らすと共に、就労時間を短縮するか、お子さんが大きければ在宅勤務に切り替えるか、休めるのであれば休みましょう。

ちなみに、私のように幼児を抱えての在宅勤務は、動画でも見せ続けない限り不可能なので、あまりお勧めしません。とはいえ、時給ないし成果報酬であるフリーランスが就労できないとなると、その間の収入はそのままなくなってしまい生活に関わります。店頭からいつトイレットペーパーがなくなっても良いように、休校措置により出社が制限されたとしても、継続して稼働できるようにしておくことは重要だと痛感しました。


委託できない場合、結果は気にせず何にでもトライ


3人目を臨月に迎えている私を例に挙げますと、幸いにも義実家が子供達を1人ずつ交代で預かってくれることになりました。常に2人を相手しているからか、1人だと怒ることが皆無で驚いております。出産間近のため仕事のほぼ全てをお休みにしているのも大きいです。休校中の過ごし方については、ネットに大量の情報が挙がっておりますので、参考にしながら日々トライするのが良いかと思います。ここで大切なことはトライすることであり、うまく行ったか行かなかったかは気にしないことです。屋内遊びや溜まったワークや宿題をさせる場合、子供達が集中せず進まなくても、とにかく気にしない。家事のお手伝いをさせる場合、自分だと1分で終わることが10~20分かかり出来は1割程度とあらかじめこちらが覚悟しておけば、子供は遊び感覚で楽しくお手伝いができたりします。パン作りやピザ作りは言ってしまえば粘土遊びですし、料理はおままごと、お風呂洗いやお皿洗いは水遊び、遊びなら勝手に楽しんでくれるものです。

その分片付けや後始末は大変ですが、せっかくの春休みなので、家が散らかるのはこの際置いておいて、やってみたかったこと、やらせてみたかったこと、しばらく遊んでいなかったおもちゃやワーク、目に留まったものは何でもトライしてみると良いでしょう。それこそ片付けや掃除はキッズラインで外注してしまいましょう。ちなみに私は今日は5歳の息子と2時間程、ひたすら棒人間を描き合って闘わせて遊んでおりました。こんな遊びでも息子はケラケラ笑って夢中になっております。春休みが明けるまであと3週間、親も子供も楽できるところはとことん楽して、明るく楽しく元気良く、最後まで過ごせたらと思います。


初めての確定申告にチャレンジ


ということで、今は陣痛待ちをしながら在宅ワークを探しております。同じく新型コロナウイルス対策の一環で、確定申告の期限が4/16(月)まで延期されました。私はフリーランスは二年目に突入したばかり、確定申告は初めてということで、会計ソフトfreeeを利用して青色申告を提出しました。初心者でもとても使いやすかったので、今年度も引き続き継続しようと思っております。フリーランス向けの申告と節税については数多くの書籍も出ておりますので、数冊は持っておき、参考にしながら進められると良いかと思います。期限が1ヶ月延びた分、今からでも余裕を持って作成できるかと思います。


私の確定申告のステップ


では、具体的にどうやって作成して提出したかについて説明します。

① 開業届と青色申告承認申請書を提出できているか

そもそも確定申告、青色申告をするためには上記2つの書類が必要です。
開業から2か月以内、もしくは前年の3月15日までに提出していないと、今年は青色申告を行うことはできず白色申告になってしまいます。
提出したかどうかをすっかり失念しておりましたが、会計ソフトで作成して提出できていたことを確認できました。
青色申告と白色申告の違いは「税理士からのアドバイス」のコラムでも説明してくださっています。

② 前年度のレシートや領収書をもとに複式簿記で記帳

領収書には国民健康保険、国民年金などの保険料、医療費も含まれます。
これらのほとんどは提出不要ですが、税務調査用に5年間手元に保管しておく必要があります。
経費として計上した主な勘定科目は以下になりました。
また、青色申告では複式簿記による記帳が必要となりますが、会計ソフトが自動で複式簿記で記帳してくれたので助かりました。

・旅費交通費:タクシー、コインパーキング、ガソリン代(家事按分)
・通信費:電話代 (家事按分) 、郵送代、切手代
・消耗品費:10万円未満の事務用品、ハウスクリーニング(家事按分)
・接待交際費:打合せの飲食代、贈り物代
・研修費:事業に必要なセミナー代
・水道光熱費:電気・水道・ガス代 (家事按分)
・支払手数料:銀行の振込手数料
・医療費:妊婦検診費、その他の治療費、薬代

③ 家事按分

自宅に関わる費用の一部を按分して経費として捻出しました。
というのも、ほとんどが在宅勤務で打合せのみの出社だったからです。
割合はここでは割愛しますが、どうしてその割合にしたのか根拠を述べられれば問題ありません。

④ ②以外で経費に含めたもの

・ノートPCとiMacPro:
いずれも10万円以上30万円未満であり、 昨年購入しており実際に事業でも利用しております。
これらは原則経費ではなく備品扱いで減価償却の対象となりますが、少額減価償却資産の特例を利用して、また家事按分で一括で経費計上しました。

(ただし、個人用のPCを持っていれば、事業用PCは100%経費として認められる可能性があるそうです。
安全に考えるならば、家事費按分を事業で使った割合で経費として計上すると良いと思います。)

⑤経費に含めなかったもの

・家賃:
夫が会社と社宅契約しているため除外しました。

・電車代:
面倒だったので除外しました。チャージ明細だと、コンビニや他のプライベートの支払も同じSuicaで済ませてしまっており、線引きができないためです。
Suica券売機で利用明細を落として計上することも可能でしたが、 出社回数は少ないし手間なのでやめました。
プライベートと事業用でSuicaを別にしていれば容易にできたかと思います。

・過去5年分の医療費:
控除を申告できるとのことでしたが、手間なので除外しました。
これまで子供達2人の妊娠出産に関わる費用の領収書は全て取っておいてあるので、来年は控除しようかと思います。
ちなみにインフルエンザ予防接種は医療行為ですが予防なので対象外とのことです。

・子供の医療費:
夫の扶養、夫の健康保険に加入しているため除外しました。

・ガソリン代:
家事按分して費用計上できることを知らず、過去のレシートをほとんど廃棄しており、ほとんどが除外となってしまいました。
ただ支払はクレジットだったのでクレジット明細から辿ることも可能だったかとは思いますが、手間なのでやめました。

・一時預かり・シッター代:
様々に調べましたが計上するのは厳しいと判断し除外しました。
参考にしたコラムは以下になります。

保育料、ベビーシッター代を、事業の経費にする方法、裏技をこっそり紹介
https://aoiro-shufu.com/report/1021

⑥提出書類の作成

確定申告書B、各種控除関係の書類(医療費控除の明細書)、源泉徴収票、青色申告決算書が必要となります。

医療費控除ですが、1年間に支払った医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%)を超えた場合にのみ受けられます。生計を一にする家族全員の医療費が、この額を超えているかどうかを確認しておきましょう。超えている場合、医療費控除の明細書に記入して提出すれば、医療費控除を受けることができます。ちなみに、世帯の中で課税所得が一番多い人に医療費控除を受けるとお得です。
これら全て会計ソフトで作成できるので、記帳さえできていれば、あとは印刷と必要書類を貼付するだけで提出できました。


始めての確定申告の反省点


反省点としては4点あります。

①月に1度は記帳しておく

今回1年分を行ったので記帳するだけで疲れてしまいました。月に1度は記帳しておくことで余裕を持って迎えたいです。

②ふるさと納税をする

夫の名義のみで私の名義では全くやっておりませんでしたが、やはり便利なので上限額の範囲内で利用しようと思います。

③医療費の棚卸し

過去5年分の医療費を記帳しておこうと思います。

④Suica利用明細

月に1度は券売機で利用明細を落としておこうと思います。

以上で今年の確定申告を無事終えることができました。少しでも参考になれば幸いです。

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